『ビギナー編 JAWS-UG 東京勉強会』に行ってきた　その2

#レポート

#AWS

山田直樹

2011.11.28

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2011年11月24日に東京で開催された『第1回ビギナー編 AWS User Group - Japan 東京勉強会』に潜入してきました。

イベントURL：http://atnd.org/events/21989

AWS (Amazon Web Services) の初級者向け勉強会です。
AWSを使ってクラウドを始めたい方、サーバやインフラの詳しいことが分からなくても、講師陣がわかりやすく教えてくれます。

組み込みエンジニアさん、営業さん、デザイナさんもOK！
もちろん、インフラ系、WEB系さんもOK！

ぜひこの機会に勉強会を体験してみて下さい！

その1

ということで、2つめはAmazon S3です。

Amazon S3について

[slideshare id=10305913&doc=s3-111124054711-phpapp02]

USTREAM：http://ustre.am/:1gwLI

Amazon S3とは？

Amazon Simple Strage Serviceの略称
ざっくばらんに言えば、インターネット越しのストレージ（外部記憶装置）
世界6か所にデータセンターがある
- アメリカ　×3
- アイルランド
- シンガポール
- 日本

BucketとObject

Bucket: データを保存する領域のこと; ユーザーに割り当てられた仮想ドライブといった感じのもの
Object: 保存するデータそのもので、一般的にファイルと呼ばれているヤツ

リソースへのアクセスに対する管理方法について

バケットポリシー
- JSONでアクセス権限を制御する
Query String Authentication
- 有効期限を持ったURLを作り、その範囲内でアクセスを許可する
- URLの末尾にあるSignatureと呼ばれるパラメータにSecret_key（秘密鍵）を渡してアクセスする
- ブラウザからのアクセスを一時的に許可したい場合などに向いている
ACL（Access Control List）
- 「誰に」を定義して以下の5つのパーミッションを付与する
- read
- write
- read_acp：この権限を付与された者は、他人に読み込み権限を与える事が出来る
- write_acp：この権限を付与された者は、他人に書き込み権限を与える事が出来る
- full_controll

Amazon S3を管理するツールも色々あるよ

AWS Management Console
- Webブラウザから操作するAWS純正のモノ
- バケット作成、ファイルアップロードが一発でできる
SDK
- Java、PHP、Ruby、.NETといったプログラムコードから操作する
サードパーティツール

CyberDuck　※Macのみ

ドラッグ&ドロップでファイルアップが出来るんだよ

S3Sync

コマンドラインベースのツール

s3Fox Organizer

Firefoxのアドオンツール

FFFTPに慣れている人向け

Amazon S3をちょっと自慢

1ファイルあたり1B～5TBまで保存可能
ファイル数に制限なし
99.99999999%の堅牢性　99.99%の可用性 ※サービス開始以降、まだオブジェクトが消失したことがないらしい
複数のデータセンターにまたがって複製しているから安心だよ
信頼性を99.99%に下げる代わりに価格を2/3にしてくれるオプションもあり →Reduced Redundancy Storage Option
ファイルは暗号化も出来る

どんな用途で使おうか

いつか使うかもしれないファイルの保存用途とかに使ってみる
バックアップ
ファイルの受け渡し：Amazon S3にあるファイルをブラウザからダウンロードするとか
巨大ファイルの公開
Amazon CloudFront
- 世界中にある最寄のエッジロケーションからダウンロードできるしくみ
- Akamaiのサービスに似てるかな
- コンテンツ配信とかに適しているよ
ホームページの公開
- Amazon S3にはWebサイトホスティング機能がある！
- バケット単位で可能
- 独自ドメインでの運用が可能
ちなみにDropboxはAmazon S3で運用されているんだって